電子の力
中村天風の著書で、つい目を奪われたフレーズで『この世の中ですべてのものが無くなってもエレクトロンだけは無くならない』と言う部分があったのですが、これは、分子構造を形づけている構成で、原子核のまわりを旋回している電子の事です。
物質とは、この元素の組み合わせによって構成されています。
その元素の性質や種類は、原子が持つ陽子と電子の数、それに電子の変動によって決まります。
物質が安定しているか、不安定かということは、その元素が酸化してしまうか(電子がでていってしまうこと)、還元するか(逃げた電子が戻ってくること)で決まります。
電子が原子から逃げて少なくなると、陰・陽のバランスが崩れてプラスイオンを帯びた原子となって不安定になります。これを「酸化」といいます。
逆に、電子が原子に付加されれば、原子核内の陽子と調和されて、中性となって安定します。これを「還元」といいます。
つまり、電子が付加されやすい陰イオンの環境(静電場)にすることが、酸化を還元しやすくしてくれるというわけです。
ほっておくと、自然界の物質と同様に人間も動植物も酸化していきます。
酸化とは、原子レベルで観れば「電子の離脱現象」であり、表現を変えれば病気・老化をいい、腐敗とは電子を奪われた状態および電子が減滅した状態なのです。
「静電三法」では、自然界の全てのものに、電子が逃げるか、逃げないかの条件をつくっている「 場(静電場)」を提供することにより、物質固有の性質や特徴をより高め、酸化した物質や健康を本来の姿に戻すことができる事を教えています。
では、どうすれば電子の力を理想的な状態に誘うかが、私達の役割であり、カタカムナの目指すところです。
電子の力を理想的に誘って行きましょう。