公園の愛護活動
いやしろを理論的に検証した最初の書物が相似象ですが、これは第二次世界大戦中に軍が楢崎先生を招き、当時着つようだったエネルギーや技術の開発にその任務を与えたのですが、当時はすでに敗戦濃厚な状態でしたので、楢崎先生は、敗戦後の荒廃した国土の復興を視野に入れ、荒れ果てた大地を蘇らせる力、つまりいやしろとの力や技術、情報を研究されておられました。
戦後の焼け野が原の様相は、予測を上回るほど広範囲で、復興の目処もつかないほどだったそうですが、日本人の底力と国民挙げての奮闘努力で、奇跡の復興を遂げたのは皆様のご存知の通りです。
そこには、数々のイヤシロの叡智が活かされています。
また、日本の復興の陰に、大和魂というか、大和民族の誇る伝統と歴史を大切にする精神が大きく活かされました。
歴史や伝統、そして文化を忘れるも姻族はやがて消えてしまう。と言う歴史的教訓は大和民族の心に大きく刻み込まれ、その叡智を発揮してきたのです。
あれから70年あまり。
戦後復興とともに、失われつつある歴史や文化は残念ながら多く、大切なものがどんどん減ってきてもいます。
国防や、防災は身近なところから行うとすれば、全国どこにでも昔からある旧所名所は数多くあり、お城の跡や公園神社もまだまだ消えずに残されている部分もあります。
私は、父やその先輩ら受け継ぎ、近くの城跡の公園を愛護する活動に従事して20数年になりますが、私の担当している公園以外にも近くに、残すべく伝統や文化も少なくありません。
少子化や、都市計画の見直し、宅地開発等、地域の歴者文化が失われたり、忘れられたりすることもますます増えてくることでしょう。
しかし、コロナ禍や、世界恐慌、食糧危機等も国民挙げて取り組まなければならない大事なことですが、故郷の大事な歴史文化、そして近くの公園にも多くの先達の思いも残されています。
今一度、近くの公園の存在意義も見直して、大切に残していけたらと願っています。