虫の音
秋になると、金木犀の香りや、虫の音に癒される時間が楽しみです。
虫の音って、凄いなと思うのは、羽と羽を擦り合わせてその摩擦と振動で伝えたい信号を作り出すわけですから、鋭い技術、科学の証明のように感じます。
この虫の音を聞き、交流というか、会話というか、何かの知らせとして察知できるのは、日本人独自の感受性と宇野先生は仰せでした。
自然界には、風の音や、雨の音、山の音、木々の揺れる音、鳥のさえずりなど、多くの交流の対象があり、先生は感性を磨き、直感力を磨きなさいと教えてくださったのですが、じっくりと自然界と向き合い、自然の調べを楽しむ時間を作りたいものです。
『自然災害や、突発的自然現象、宇宙の変換時には必ず予兆というものがあり、鳥や獣、虫などはそれを自在にあやつれるのです。』
『虫においては、人様と自然界の流れを伝える役割も果たしているのです。虫の知らせって古代からあったもので、カタカムナ人はそれを一才無駄にせず、感受性を高め、宇宙や自然界からのメッセージをそのまま受け取っていたのです』
と、教えてくださいました。
秋の夜長、虫たちの奏でる調べを楽しみたいですね。