俯瞰する力
カタカムナ開設者の楢﨑皐月はあらゆる問題や、課題をカタカムナやイヤシロの叡智を活かし、解決してきました。
難問を解決する際、直観力を生かし、現象(カタ)を潜象(カム)の世界から俯瞰することで、得られるとも言われています。
ちょっと難しいので、イヤシロの磁場観測から例に取りますと。
磁場の観測には、核磁気共鳴の方法論を使います。
磁場とは磁束密度なので、磁束の角度(フッカク)を探し、X、Y、Zの3軸(3次元)のそれぞれの磁束密度を計測し、
それぞれの二乗したものを合計し、さらにその平方根が磁束密度の値で、単位はテスラで表します。
この観察したものを、さらに高度な次元で客観視し、高い考察をします。
観察と俯瞰はどちらも物事を理解するための手法ですが、それぞれのアプローチや視点に違いがあります。
それらの違いを相似象的に説明します。
観察とは?
観察は、目の前の状況や物事に注意深く目を向け、詳細を理解するための行動です。
具体的な例を挙げると:
- 焦点を決める> 具体的な対象や現象に集中します。
- プロセスを決める> 観察する際には、目の前の事実やデータを細かく見て分析します。
- 例えば花を観察する際には、その色、形、香り、構造などを細かく見ることなど。
俯瞰とは?
俯瞰は、物事を高い視点から全体を見渡し、広い視野で理解するための行動です。具体的な例を挙げると:
- 焦点を決める>全体の構造や関係性、長期的な視点に集中します。
- プロセスを決める>俯瞰する際には、物事の全体像を把握し、個々の要素がどのように関連しているかを理解します。
- 例えば、街全体を俯瞰する際には、建物の配置、道路の流れ、人々の動きなどを一望に見て、その全体の関係性を理解すること。
観察と俯瞰の違いは3つの違いがあります。
✅視点が異なる
・観察とは、 近くに寄って詳細を見ます。例えば、木の葉をじっくり観察する。
・俯瞰とは、高いところから全体を見ます。例えば、森全体を見渡す。
✅目的が異なる
・観察とは、 個々の要素や部分に焦点を当て、その詳細を理解する。
・俯瞰とは、全体の構造やパターンを理解し、個々の要素がどう関係しているかを把握する。
✅時間が異なる
・観察とは、 短期的な視点で、今目の前の状況を理解する。
・俯瞰とは、長期的な視点で、過去や未来を含む全体の流れを理解する。
人生における観察と俯瞰の違いを、山登りに例えてみると。
- 観察とは、 山を登っている途中で、一つ一つの岩や木、道の状態を細かく見ること。これは、足元を見て安全に進むために必要な行動です。
- 俯瞰とは、山の頂上に立ち、登ってきた道やこれから進む道、周囲の景色を一望すること。これは、全体のルートを理解し、次の行動を決めるために重要な視点です。
しかし、人生の目的や大きな目標に向かうためには、両方の視点が必要です。
- 観察する>日々の生活や仕事において、一つ一つのタスクや出来事に注意を払い、それを着実にこなしていくこと。
- 俯瞰する>自分の人生を広い視野で見て、これまでの歩みや将来の目標を考え、全体のバランスや方向性を見定めること。
これらを組み合わせることで、現状と理想のギャップを理解し、目的に向かって効果的に進むことができるのです。
環境も、時間も、物質も、運気も同様にイヤシロチ化を図る場合、多角的な視野で解決の方法をさぐりましょう。